学問の世界で避けて通れないのが、難解で分厚い専門書や学術書の読破です。
今回は、そんな専門書・学術書を通読することができるようになる正しい読み方をお教えします。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
結論:購買時の興奮を利用する
結論から言うと、専門書を買った時の興奮を利用します。
興奮? そう!興奮です。
あなたは、通読の動機が高い時期はいつだと思いますか?
本を選んでいる時?おうちに持って帰った時?
いいえ、違います。
レジでお買い物を終えた瞬間です!
その時が、「この本を読みたい!」というやる気がマックスになっている瞬間です。
ですから、この時のやる気を利用します。
もし、このままおうちに帰ってしまったら、もう読む気がなくなっていて、積読になってしまいますからね。
では具体的に、やり方をお教えします。
ステップ1:1冊だけ購入し、直後にカフェへ入る
「この本好き!」「絶対に読みたい!」と思った本1冊だけを選んでください。
そして、レジで会計を済ませたら、すぐにカフェか有料自習室に入ってください。
すぐにです!
すぐに入店しないと、どんどん時間の経過とともに本を読む気が失せていきます。
ですから、最近書店の真横にオープンしているカフェなどに入り、すぐに本を開きます。
ステップ2:興味深いページにだけ付箋を貼る
そして、カフェに入って本を開いたら、ボールペンと付箋を活用します。
具体的には、「もう一度読みたい」とか「引用したくなる」ような箇所のページに付箋を貼り、付箋に「何行目~何行目」と書きます。
もちろん、当該箇所をマーカーで引いても良いです。
ですから1周目は、「また読みたいか?」という基準で本を読み進めていきます。
この場合であれば「また読む前提」であり、決して「1回で覚えるぞ!」と意気込んでいないため、気軽に読み進められることから、通読の成功率が高くなると思います。
以上、このステップまでをカフェで終えます。
ステップ3:おいしい箇所だけ再読する
そして、翌日以降、読もうかなぁ~と思った場合は、付箋のページだけ読めばよいのです。
そう、もう一度読みたいと思えた「おいしい箇所」だけを読むのです。
こうすれば、本のエッセンスを抽出できると同時に、通読の負担が軽減します。
このやり方の長所は、効率的にその書籍のノウハウを吸収できる点です。
2回目以降の読書の時、非常に読みやすくなっていますので、ぜひ、試してみてください!
想定される質問への回答
以下、想定される質問に答えていきます。
質問「読み切れない超分厚い書籍の場合は?」
いわゆる鈍器本という超分厚い本や超難解な本もあります。
その場合は確かに、カフェだと読み切れない(読み切る前に集中力が途切れる)可能性があります。
そのため、当該ケースにおいては、以下の順序で全体を把握してから、読めるところまで読み、後はおうちで読むようにする、というやり方になるでしょう。
- (1)目次を読む
- (2)章や節などのリード文を読む
- (3)その場で読めるところまで通読をする
鈍器本の場合は、上記の手順で挑戦してみてください。
質問「ネット注文はNG?」
ネット注文でも良いですよ。
ただし、届いたらすぐに通読を開始してください。
放置すると当然、積読になります。
そして、大切なことは、1冊だけ買うということです。
何冊も買い込まないでください。
通読に失敗する可能性が高まります。
まとめ
今日のまとめです。
- 好きな本を1冊だけ選び、購入直後すぐにカフェや有料自習室に入る
- また読みたいと思える箇所に付箋を貼りながら、勢いで通読する
- 再び読もうと思った時は、付箋が貼ってあるページだけ読めばよい
今度、書店で本を購入したら、挑戦してみてください。
皆様の学問ライフを応援しています!