音楽ファンにとって疑問の一つが、やる気を出すために「音楽」を聴きながら「勉強」するのはアリかナシか?です。
果たして良くないのでしょうか?悪影響はあるのでしょうか?効果はあるのでしょうか?
結論:実は音楽を聴きながらの勉強は効果的
結論から言うと、音楽を聴きながら勉強をすることは、勉強への集中力アップに効果があります。
特に、なんとなくやる気が出ない日には効果的です。
そういう時は、お気に入りの曲をかけて、それと同時に勉強をスタートすると、いつの間にか集中しているものです。
ですから、自然にやる気が出ない日は、音楽がその後押しをしてくれます。
反論:でも集中力が下がるって論文がありますよ?
しかし、ここで勉強法オタクの皆さんは反論することでしょう。
「え?音楽を聴きながらの勉強は集中力が下がるっていう論文あるけど?」
たしかに、私も聞いたことがあります。
実際、複数の論文があり、何れも否定的な研究結果となっています。
でも、私から言わせると、心理実験の前提に誤りがあるのでは?と思ってしまいます。
理由1:好きな音楽ではない
被験者は即して好きでもない音楽をBGMとして聴かされた挙句、何の興味もないテストを課されており、音楽が邪魔になるのは当然だろうという結果です。
好きな音楽を聴きながら、モチベーションを上げた状態で勉強に取り組むことが上手くいくコツだと思う私からすれば、総じて意味のない研究手法ではないかと思います。
好きな音楽を流すから、やる気が出るのです。
興味のない音楽を永遠と聴かされるなんて、苦痛に決まっています。
実験者は、音楽ファンではないのでしょう。
理由2:常時流れていればうるさいに決まっている
大切なのは、勉強のスタートダッシュを助けるために、10分程度のプレイリストを流すことです。
そうすれば、作業興奮も相まって勉強に集中できます。
でも、常時音楽が流れていたら?
これは邪魔でしょう。
2つの事象に意識していれば、1つの事象に意識していた場合に比べ、集中力が下がってしまうのは言うまでもないことです。
わざわざ、勉強の邪魔をするような音楽のかけ方をするから悪いのです。
音楽は、スタートダッシュ用として割り切ることが大切
これまでお話ししたとおり、上手くいく音楽を聴きながらの勉強方法というのは、(1)10分程度の自分が大好きな楽曲のプレイリストを、(2)勉強の開始と同時にかけ、(3)プレイリスト終了後は無音状態になる、という場合です。
こうすれば、なんとなくやる気の出ない状態からモチベーションを上げた状態で勉強を開始できて、開始以降の作業興奮によりゾーンに入り、勉強に集中できるという仕組みです。
つまり、音楽は、勉強のスタートダッシュ用として活用すると良いのです。
くれぐれも、流しっぱなしにしないでください。
質問「音楽は歌詞なしがいい?」
答えとしては、歌詞ありの音楽でもOKです。
10分前後のプレイリストを作って、曲を聴きながら勉強をスタートさせましょう。
何度も言うとおり、ゾーンに入ってしまえば、音楽は気にならなくなります。
また、音楽が終わって無音状態になっていることも、集中力が続いている限り気づきません。
ずっとBGMとして聴くということでしたら、たしかにピアノ曲やクラシック音楽などの歌詞なしの楽曲が望ましいと言えます。
でも、我々はスタートダッシュ用として使うのですから、歌詞アリかナシかは問題ではないのです。
ぜひ上記の内容で、トライしてみてください。