読者が喜びながら最後まで読まれるような効果的なブログ記事の書き方やそのコツ・書く手順について、ブログ歴10年以上の著書が答えます。
ブログには書き方の手順がある
実は、読まれる効果的なブログ記事には、書き方であるコツや書く手順というものがあります。
ようはテンプレートのようなものですね。
このような手順で記事を書けば、読者も喜ぶし、著者自身も書きやすいのです。
結承転提で書く
人は文章を書く時、起承転結で書くことを意識し、また、そのように助言します。
しかし、ことWeb媒体においては、結承転提で書いた方が良いでしょう。
ようするに、結論から書き、その理由を示し、話を広げて、行動の提案をする。
この手順の書き方が良いのです。
あなた自身もそうですが、ページの下に行かないと結論が見えないWebページを最後まで閲覧しようという気は起りません。
ですからその場合は、他のサイトに行ってしまったり、ブラウザを閉じてしまったりして、当該ページから離脱してしまうのです。
その判断は、0.2秒ほどと言われています。
そんなせっかちなネットユーザーに対応するためには、結論から入る必要があります。
まずは結論を示し、検索ワードという問いへの答えを見せる。
そして、その理由をきちんと説明し、話を広げ、最後にはこういう行動をしてほしい旨、提案します。
これによって、読者は最後まで読んでくれ、読了後の満足度も高くなります。
結承転提 vs. 起承転結
結承転提は、一般的には新聞記事やビジネス文書が代表格とされています。
結論を先に言ってから理由を述べる。そして提案事項を話して話を終える。
非常にわかりやすいですよね。
対して起承転結は、書籍でよく使われるテンプレート(文書フォーマット)ではないでしょうか。
読者の注意を引く話から始め、広げ、本題に入り、結論を書く。
じっくり読んでほしい場合は、起承転結が優れています。
ただ、起承転結は読み手が時間のある場合でないと機能しません。
時間がなければ最後まで読めず、結論部分が分からないまま消化不良で読書を終えてしまいます。
でも、同じ分量でも結承転提であれば、話の前半である結論とその理由を読むだけでも、読者は満足してくれます。
著者が何を言いたいのか、分かりますからね。
と、いうことで、読者の購読時間にどれほどの余裕があるのか推測し、起承転結か結承転提のどちらかの書き方を選べばよいのです。
もちろん一般的にブログ記事に向いているのは結承転提であることは言うまでもありません。
まとめを書くというコツ
効果的に読者に読まれるブログ記事の書き方として、「まとめ」を文書の中に入れるというのも外せないコツでしょう。
読者はサーっと流し読みするのが基本ですから、記事の最後に「まとめ」を設けることは、読者からすれば喜ばしいことです。
それが長い記事であれば、特にそうでしょう。
また、同様の理由で、文書の冒頭に目次を入れておくのも効果的です。
自分の欲しい情報にすぐにアクセスが可能になりますし、全体を俯瞰しながら読むことも出来ます。
目次はできればあったほうがいいレベルですが、まとめは必ずほしいというレベルですので、この温度差に気づいてほしいと思います。
ブログ記事の書き方のまとめ
このように、ブログ記事の書き方をまとめると、読者の読む速さに合わせることが大切になってきます。
- 本文は結承転提の手順で書く
- 目次やまとめがあればなお良い
以上が、ブログの書き方のコツと手順になります。
独りよがりの書き方をせずに、読者の心情や環境に寄り添ったブログ記事を書いていきたいものですよね。