ザ・リッツ・カールトンでの宿泊等の利用を通じて、どんなホテルなのか、どんな感想を持ったのか、思い出を語ります。
リッツカールトンの特徴
一言で言うと、リッツカールトンはおもしろい存在です。
「え?最高のおもてなしをしてくれる高級ホテルなのでは?」
こういったイメージを持たれている人も多いでしょう。
もちろん、最高のホスピタリティを提供してくれることは間違いありませんが、おもてなしについてはどの高級ホテル(ラグジュアリーホテル)も最高である点は一緒です。
リッツカールトンが飛びぬけて同業他社よりもサービス面で優れているわけではありません。
それだけ他社も頑張っているのです。
女の子をリッツカールトンに連れて行くとその子は必ず喜びますが、他のホテルだとテンションが下がります。
これはリッツカールトンの広報戦略の成功なのでしょうが、私はこういう時、複雑な心境になるものです(笑)
さて、そんな「最高の高級ホテル」のような印象のあるリッツカールトンですが、他のホテルにはない特徴を持っています。
そこが個性的なので、「おもしろい存在」なのです。
特徴1:仕事を楽しんでいる人が多い
こういったラグジュアリー産業においては、やはり接客のプロが多く働いています。
丁寧で上品な接遇、言葉遣い、所作、知識、対応力、推察力の高さ。
接客をする上での技術力の高い人々が多くいます。
しかし、楽しみながら仕事をしている人はどれだけいるでしょうか。
私たちの周りを見渡しても、そう多くありません。
ところが、リッツカールトンでは、そういったスタッフと多く出会うことができます。
あなたは、「そんなことはどうでもいいじゃないか」と思うかもしれません。
しかしながら、人間の感情は伝染するものです。
嫌々業務をしている人と、楽しみながら仕事をしている人とでは、受け取り手の抱く感情が異なります。
実際私も、楽しく仕事をしている方からサービスを受けてみて、やはり気持ち良いのです。
前向きで明るい気分にさせてくれますし、こちらもニコニコしてしまいます。
なんて単純な話なんだと思う人もいるかもしれませんが、人間はそんなものではないでしょうか。
ある日、日光のリッツカールトンに泊まった時、担当してくださった方は、あまり洗練された接客はできていませんでした。
しかし、その方は楽しみながらサービスを提供していたのです。
その結果、私の中の満足度は星5つ(最高評価)という感想に至りました。
「人間の感情は伝染する」
特に接客業の人は、このことを肝に銘じたほうが良いと思います。

特徴2:深いコミュニケーションを好む
リッツカールトンの2つ目の特徴は、深いコミュニケーションを好むということです。
他のラグジュアリーホテルでは、どちらかと言うと一歩引いて、お客さんの後ろに立ち、察しながらサービスを提供するイメージです。
しかしながら、リッツカールトンは違います。
よく話しかけてきてくれます。
コミュニケーションを好んでいるという印象を受けました。
もちろん、気難しい人だとか、訳アリの人だとか、寡黙な人だとか、色々な人が泊まっていますから、一様に積極的に接しているということはないと思います。
だとしても、他の高級ホテルと比べれば、コミュニケーションを図ってくる印象があります。
ここは好き嫌いが分かれるところではあると思いますが、スタッフの方とコミュニケーションをとることは宿泊客にとってもそのホテルのことが知れて、よい経験になると思います。
まさに我が家のような心地よさを提供してくれるのが、リッツカールトンではないでしょうか。
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第二の我が家
いかがでしたでしょうか。
リッツカールトンは有名な存在ですが、こういった込み入った事情は聞いたことがないかもしれません。
またこれは、一宿泊客の意見なので、他のリピーターやホテル内部の人とは意見が相違する部分もあるかもしれませんが、私が利用した範囲では上記のような印象を持ちました。
実は各ラグジュアリーホテルには個性がありますが、リッツカールトンもまたそのうちの一つなのです。
福岡等の新規開業も期待させられますが、どうぞ内部の方はリッツカールトンの文化を大切にしてほしいですし、今後も利用者がその体験を楽しめればそれほど嬉しいこともないです。
「このホテル、いいかも?」とか「気になるなぁ」と思ったら、一度宿泊してみることをおすすめします。
その際は、ぜひ、コミュニケーションを楽しんでくださいね。